プロフィール

兵庫県西宮市出身。3歳からピアノを始める。兵庫県立西宮高校音楽科ピアノ専攻時代、たまたま16世紀音楽に触れたことをきっかけに古楽に興味を持ち、チェンバロを始める。東京藝術大学古楽科チェンバロ専攻で学び、同学主催の演奏会では世界的オーボエ奏者、モーリス・ブルグ氏の通奏低音奏者に抜擢される。宮田亮平奨学金奨学生、安宅賞、アカンサス音楽賞、同声会賞を受賞し卒業。その後、パリ国立高等音楽院古楽科でチエリー・メデール、ブランディーヌ・ラヌー、ケネス・ワイス、オリヴィエ・ボーモンの各氏の下で学び、2022年にクラヴサン、通奏低音の両方で満場一致の最優秀の成績で学位を取得。同音楽院修士課程にてさらなる研鑽を積み、2024年8月に修士号を取得。フランス国立歴史博物館、フォンテーヌブロー宮殿でのコンサートシリーズのほか、フランス国内の文化施設での演奏会に出演する一方、日本では栃木・西方音楽館「西方音楽祭」や兵庫県立美術館「美術館の調べ」をはじめ各地でリサイタルを行うなど、積極的に演奏活動を行っている。2023年からはパリ郊外、リュエイユ=マルメゾン地方音楽院オルガン科に在籍し、ポール・グッソ氏に師事。2024年5月にはリュエイユ=マルメゾン市主催の演奏会に出演し、ナポレオン3 世が市に寄贈した15 世紀建造のイタリア製オルガン外箱に19 世紀再建造されたカヴァイエ=コル製作のオルガンで、1時間のリサイタルを行なった。これまでにピアノを崎谷明弘、崎谷千恵、荒木美佳の各氏に、チェンバロと通奏低音を下西美都、廣澤麻美、大塚直哉の各氏に師事する他、ベルトラン・キュイエ、バンジャマン・アラールの各氏にも音楽的助言を受ける。第31回国際古楽コンクール〈山梨〉第3位。平成30年度青山音楽財団奨学生。パリ在住。