10月のバカンスも目前…

オルガン

夏休みが終わり、エンジンがかかったところでバカンスに入るフランス。僕のいる音楽院はまだあと1週間授業がありますが、世間ではこれから2週間の休み期間に入ります。

1ブロック目の授業期間は論文を部分的に提出しなければならなかったり、滞在許可証の更新が迫っていたので、書類を揃えるのに追われたり(戸籍関連が要らなかったので楽でしたが)目まぐるしい日々を送っておりました。先を見据えて、早め早めの準備を心がけたいですね…

ところで先週の日曜日は久しぶりにオルガンの演奏会へ行ってきました。

行き先はマドレーヌ教会。古代ギリシャやローマの神殿みたいでとても教会には見えません。

マドレーヌ教会には何度か行ったことがあるのですがまだ一度もオルガンの音を聴いたことがなかったのでそれを目的に、またフランクの3つのコラールで個人的に一番好きな2番と、フランスでは珍しく(?)ドイツ人作曲家レーガーのコラールファンタジーを聴けるということで非常に楽しみに伺いました!

なんとこういったコンサートが無料で聴けるので(オルガン維持のための献金は任意で払いますが)、素晴らしい環境で勉強ができて本当にありがたいです。

マドレーヌ教会の大オルガン

オルガンの演奏も大変素晴らしかったです!!

レーガーのコラールファンタジーは、この教会の響きの中では細部まで聴き取れるような音楽ではなく、レーガーはどういった響きの想定で作曲したのだろう…?と考えさせられました。

アルフレッド・ホリンズというイギリスの作曲家は聞いたことがありませんでしたが、コンサートの初めに相応しい少し軽めの曲で、プログラム構成も晴らしかったです。自分もプログラムを組むの上手になりたい…

ちなみに、演奏会内で教会関係者がクワイア・オルガン(聖歌隊の伴奏用の小さなオルガン)が祭壇の裏にあると仰っていて、初耳でした!

マドレーヌ教会のクワイア・オルガン。隠れて見えにくいですが裏に銀色のパイプが並んでいるのが見えます。

演奏会、今年は色々なところに通い詰めたいです!

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